部署の垣根を越えたチームワークがあるから 子育て世代の職員も笑顔で働ける!
あすなろの家の人々特別養護老人ホーム職員 リーダー 奥田めぐみさん
大切にしているのは、利用者さん一人ひとりに寄り添ったコミュニケーション
現在はどんなお仕事をされていますか?
特別養護老人ホームで、利用者さんの介助を主に行っています。
あすなろの家では「おむつゼロ」という目標を掲げていて、利用者さんが昼間にしっかりと運動をすることで、水分をたくさん飲んでも失禁をしないようなケアをしているのですが、そのためのお出かけや運動も一緒に行っています。
夜間に便失禁がなくなる分、夜にちゃんと眠れて朝もすっきり起きられますし、しっかり水分を取ることで覚醒水準といって目がパッチリとなるので、今まで会話が通じなかった方と会話がしっかり通じるようになったり、認知症の症状がよくなる方もいるんです。
なので、うちの施設としては「おむつゼロ」の目標を大事にしていますね。
そういった支援を行う中で、普段から心がけていることはありますか?
利用者さんにとにかく毎日笑って過ごしてもらえたらいいなと思っていて。
あすなろの家に来て毎日楽しいなと思ってもらえるように、叶えられることは叶えてあげられたらという気持ちで仕事をしています。そのためにはワーカー同士の連携をしっかり取ることが必要だと思っています。
それから些細なことですが、普段から利用者さんとお話をするときでも、生活歴やご家族の構成を頭に入れておくことも大切かな。
やっぱりご家族の話をされると表情が明るくなる利用者さんが多いんです。なので、そういう情報も集めた上で「この人はこういう話が好きだな」とか「昔この人はこういう仕事してたな」とか「趣味がこれだったな、じゃあこういう話をしてみよう」という話題選びを心がけています。
職員同士ではどんな風にコミュニケーションをとっているんですか?
「オールあすなろ」という部署の垣根をなくそうという目標があって、「こっちの部署ではわからないけど、デイサービスの職員さんだったらわかるから、ちょっと教えて」みたいな感じで聞きに行ったり、密にやりとりはしていますね。部署分け隔てなく会話してるから、皆、全職員の名前と顔がわかるんじゃないかな?
それはすごいですね!
子育て世代が働きやすいのは、優しくサポートしてくれる同僚のおかげ
働かれている中で、「ここはあすなろの家ならではだな」と感じる魅力はありますか?
いい意味で変わっている施設だと思っています(笑)。
ずっと同じじゃないというか、常に変化をしているんです。業界や時代の変化に合わせて、新しいものをどんどん取り入れていくから、22年間働いても常に同じじゃないという感覚があります。
働かれている職員さんもそれについていくのは大変なのでは?
そうですね。ですが、こちらの気持ちも施設の変化に合わせて変わっていくので。
よりよい支援をできるように、その都度皆で話し合いをしていますし、自分も常に変わっていなきゃいけないなという想いはありますね。
奥田さんは夜勤もされているとのことですが、生活リズムを整える工夫などはしていますか?
もう慣れちゃったので、多分普通の人の生活の方が大変ですね(笑)。
月~金曜日まで働いて土日休みっていう方が多分しんどい(笑)。シフトを確認したときには、もう体が勝手にスタンバイするみたいな感じでしょうか。
長年の経験の賜物ですね!働きやすさについて感じる魅力はありますか?
子育て世代が働きやすい職場だと思います。皆さん子育てをしながら働いている方も多いです。
私自身も産休を取らせてもらいましたし、今度から男性職員の育休もOKになりました。子供のことで早退や急なお休みをもらわなければいけない時があると、すごく申し訳ないなって思うんですけど、皆が「誰でも通る道だからいいんだよ」って言ってくれて、勤務を替えてくれたり、すごい優しくしてもらっています。
利用者さんの笑顔が原動力!だからこそ施設での生活が幸せであってほしい
働かれている中で特にやりがいを感じる瞬間はありますか?
やっぱり利用者さんからありがとうって言ってもらえた時は、全部が吹っ飛んでいく感じですね。
利用者さんとおしゃべりしているときが一番楽しいですし、利用者さんが笑顔になってくれると、「この仕事をやっていてよかった」と感じますね。それがあるから頑張れるという感じでしょうか。
奥田さんから見て利用者さんが輝いているなと思う瞬間は?
あすなろの家では利用者さんに「おSHIGOTO」を頼む時があるんです。
おやつを作ったり料理を作ったりということをお願いすることがあるんですけど、おSHIGOTOをしている時は輝いていますね。利用者さんの方から率先して「全部やるからいいよ」という感じで手際良くやってくれることもあって、そういう姿を見ると嬉しいですし、すごいなと思いますね。
最後に、今後の目標はありますか?
施設での生活が幸せだなと思ってもらえるような支援を変わらず続けていきたいということと、もっと利用者さんと関わる時間があってもいいと思うので、お一人おひとりに時間をかけて丁寧なケアを行っていきたいです。