特別養護老人ホーム　リーダー　西明勇真さん

高校卒業後に介護職の道へ。先輩方のサポートのおかげで未経験でも成長できた

ー　普段はどんなお仕事をされていますか？

特別養護老人ホーム（特養）とショートステイを担当しています。

特養では施設で暮らす利用者さんへの日常のケアはもちろん、日頃の楽しみを見つけてもらえるように色々とお手伝いさせて頂いています。利用者さんが一時的に滞在されるショートステイでは、施設で生活する時にもレベルを落とさずに、むしろ上げていくことを考えて、歩行介助や排泄介助などを進めて、元気にして帰宅してもらおうということを行っています。

また、１階フロアのリーダーも担当しています。職員の相談事や「この利用者さんちょっと困っているよ」という声があれば一緒に解決策を探したり、アドバイスできることはしたり…という感じですね。

ー　西明さんは高校卒業後にあすなろの家に入職されたそうですが、高校では介護を学ばれていたんですか？

まったく違う普通の高校でした。未経験だったので、入職してから実践で学んでいく形でしたね。

ー　先輩方の手ほどきやサポートがありながら、覚えていったということでしょうか。

そうですね。

先輩たちが本当に温かく迎え入れてくれましたし、優しく指導してくださったおかげで、のびのびと学べる環境ではありました。

2年程前に介護福祉士の資格も取得しましたが、先に実践で色々と学んでいたおかげで、そこまで苦労せずに取ることができました。

ー　あすなろの家ではステップアップのための「成長支援シート」というものがあるとお伺いしました

半年ごとに目標を立てて、その目標に向かって毎月できた・できないという風に自分でチェックしながら、結果を踏まえてどんどんステップアップしていくという仕組みです。

リーダー職の人は職員さんのシートをチェックしつつ、自分もやりつつという感じで、皆で普段から意識して取り組んでいます。

ー　お一人おひとりが着実に成長していける環境が整っているんですね。

そうですね。未経験でも真面目に取り組めば、ステップアップできる環境だと思います。

利用者さんが元気になっていく姿を間近で見られるのが何より嬉しい

ー　経験がないところから９年勤続されてきて、この仕事のどんなところに魅力を感じますか？

利用者さん元気になっていく姿を見られるというのが一番ですね。

歩くのが大変だった方が一人で歩けたり、ご飯をあまり食べられなかった方が食べられるようになったり…そういう風に元気になっていく様子を間近で見られるのは、介護職の魅力ですかね。

この仕事って、毎日やることが違うんです。

やっぱり人が相手なので、毎日求められることが違ったり、起こることも違ったり…。個人的には毎日同じ作業を繰り返すだけの仕事に就くのは嫌だったので、人と触れ合いながら働いたり、話ができたり、そういう雰囲気の中で働けるのが楽しいです。

ー　施設に対して感じる「ここがあすなろの家ならでは」という魅力はありますか？

入職したての頃から「アットホームな職場だな」とは感じていて。

それは今も感じているし、何よりそんな先輩方が気にかけてくれたおかげで、ここまで成長できたという気持ちがあります。皆さん明るいですし、ニコニコしながら仕事しているので、そこはこの施設ならではの魅力だと思いますね。

リーダーとして頼られる存在であるために、この先も成長していきたい

ー　お仕事をされていて、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか？

ショートステイでは特にご家族と話をする機会が多いのですが、直接お礼や温かい言葉を頂けると嬉しいですし、モチベーションも上がりますね。

ご自宅でのトイレが大変だった利用者さんが、施設でトイレ介助を行うようになって、ご自宅に帰った後でも利用者さんがトイレでの動き方を覚えたおかげで、ご家族の負担の減った、というような声があったりとか。そういった声を直接頂けるのは有難いです。

ー　施設で行った支援が施設外の生活にも活きているんですね。逆に職員の目から見て、利用者さん輝いているなと思う瞬間はありますか？

あすなろの家では利用者さんに「おSHIGOTO」をお願いすることがあって、タオルを畳んでもらったり、本当に小さなことではありますが、やっぱりただ座っているだけじゃなく、役割を持つと利用者さんが生き生きするな、と思います。

ご飯やおやつ作りなんかも、昔を思い出して料理されている姿を見ると嬉しいですね。

ー　最後に、今後の目標はありますか？

リーダーとしてはまだまだ未熟なので、下の人たちにもっと信頼される人間になりたいです。

今も職員に何かアドバイスをするときには、ただ注意するだけではなく「ここは良かったよ」という部分を織り交ぜながら伝えることを意識しています。

今後もリーダーとしてできることを常に考えながら、皆に頼られる人を目指したいなと思います。